音声入力が恥ずかしかった私。ChatGPTには電話のように話せた。

「羞恥心を捨てろ!」
3月の自分の日記に、そう書いてありました。

会社で音声入力を使いたい。
でも、周りに聞かれるのが恥ずかしい。
そんな自分に言い聞かせていた言葉です。

60代の総務人事、ポッポティです🕊️

今年、使えるようになりたいと思っていたものの一つが、
音声入力でした。

使っているのはAqua Voiceというツールで、
話した言葉をその場で整えて文字にしてくれます。

家では普通に話せるのに、会社では声が小さくなる。

誰かに何かを言われたわけではありません。
それでも、小さくなる。

そんな私が、出張先では、人目を気にせずChatGPTと話していました。

目次

スマホを耳に当てたら、ただの「電話中の人」だった

7月の出張先で、複合機のWi-Fiが突然切れて、原因が分からなくなったことがありました。

何とか直したくて、スマホでChatGPTを立ち上げました。
電話をするようにスマホを耳に当て、
状況を話し、相談しながら対応していったんです。

そうして、何とか直すことができました。

でも、このとき私にとって、
直ったこと以上に印象に残ったことがありました。

周りからは、私が普通に電話をしているように見えていたんです。

パソコンに向かって話すと、人目が気になる。

でも、スマホを耳に当てて話している人なら、珍しくもない。

AIに話しかけていることは同じなのに、
電話の形になるだけで、
こんなに気にならないんだ。

自分に「羞恥心を捨てろ!」と号令をかけていた私には、
拍子抜けするような発見でした。

恥ずかしさは、自分の気持ちを何とかしないと消えないと思っていました。でも、話しやすい形を見つける、
という方法もあったんですね。

マイクを調整しながら、自分にも号令をかけていた

それまでの日記を読み返すと、
使いたい気持ちと、
ためらいが交互に出てきます。

1月には、こう書いていました。

音声入力かなり慣れてきました。やっぱりいいですね。仕事でも音声入力どんどん使っています

1月の自分の日記より

ところが翌日には、
小さい声だと誤変換があるから、
会社では入力された文章を確認した方がいい、
と書いています。

「どんどん使っています」と言った、すぐ翌日です。

小声になると、うまく文字にならない。
入力された文章を直すことになる。

便利だから使いたいのに、
その便利さを、自分の遠慮で邪魔しているようなものでした。

2月には、会社のパソコンのマイク音量を調整していました。
専用のマイクも使っていたのですが、思うように認識されません。

「もっと良いマイクが必要なのかな」

機材のせいにしながら、
本当の理由も、うすうす分かっていたのだと思います。

そして3月。冒頭の、あの言葉です。

羞恥心を捨てろ!

3月の自分の日記

音声入力を使うだけなのに、
ずいぶん気合いが必要だったんですね。

でも、当時はそれくらい使いたかったんです。

サークルで紹介したら、好評だった

出張先で使ったのは、
ChatGPTとの音声会話です。

文字を入力する音声入力とは用途が違いますが、
スマホで話すときの恥ずかしさを和らげる工夫にはなるのでは、
と思いました。

その後、私が主催するAIのサークルで、

「電話をするみたいにやれば、恥ずかしくないよ」

と紹介したところ、
これが好評だったんです。

この体験がきっかけで、
会社でも平気になったのかどうかは分かりません。
使ううちに慣れたのかもしれません。

それでも、自分が困る中で見つけた工夫に、
関心を持ってもらえた。
それが、うれしかったんですよね。

今は「またAIにしゃべっているな」で、かまわない

今は、会社のパソコンに向かっても、普通に話しています。

「またAIにしゃべっているな」

そう思われていても、別にかまわないんです。
実際、しゃべっていますから。

以前は、その「思われているかもしれない」が気になっていたのに。
不思議ですね。

ただし、個人情報や会社の機密情報を扱うときは別です。

総務人事の仕事には、周りに聞こえてはいけない内容があります。
そういう内容は、人のいる場所では声に出しません。

電話の形なら人目は気になりにくくても、
話す内容は周りに聞こえます。

周りの目は気にならなくなりました。
でも、周りに聞こえる内容には、気を配っています。

困っている中身が、変わっていた

慣れた今も、うまくいかない日はあります。

9月には会社での認識が急に悪くなり、
再起動などを試しても解決せず、
かなりイライラしました。

同じツールなのに、自宅ではうまくいくんです。

ただ、もう恥ずかしくて小声になっているわけではありません。
普通に使うようになった道具が、
思いどおりに動かないことへのイライラです。

日記には相変わらず「うまくいかない」と書いています。
でも、困っている中身は変わっていたんですね。

あの頃の私に、一言だけ伝えるなら

「スマホを耳に当てて、電話みたいに話してみたら?」

あの頃の私には、「羞恥心を捨てろ!」ともう一度言うより、
出張先での体験を教えてあげたい。

自分にあれほど気合いを入れていたのに、
あのときは、自然に話せたんです。

皆さんにも、ちょっとやり方を変えたら、
気持ちが楽になった経験はありますか。

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